時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

僕らのことは僕らで守るしかない (コロナウイルスに関して

コロナウィルスによって,今の政府の対応がダメダメだと各地の方面から声が上がっている.

今回,娯楽産業であるライブハウス等のところから,要望書の提出がされたところです.各自署名ができますので,下リンクから署名しましょう.

note.com

 

今回は珍しく2テーマに分けて文章を書いていこうと思います.

1つ目は,今回の自粛要請に対する政府に関して,

2つ目は,今回のコロナウィルスに関して.

です.

 

1今回の自粛要請に対する政府に関して

みんなかなり鬱憤が溜まっていると思います.論理的にも国民が目に見えるレベルで疲弊しています.僕のバンドも自主企画を打つ予定でしたが,延期を余儀なくされました.各ライブハウス等関係者,フリーランスの方々,固定給が出ない人たちは実生活に直接インパクトを与える影響が出ていると思います.本当に苦しい状況です.

一方,僕たちは生活するために,様々な支払いをする必要があります.家賃,光熱費等,食費,etc...

しかし,これを支払うためのお金がないのです.アベノミクスによって,就職率は上がってきているという統計が発表されている中,消費税増税により僕たちの日々の支出は徐々に増えていっています.100円のものが110円になり,10000円のものが11000円になるということです.バンドマンの目線で話せば,10000円のエフェクターとエリクサーの弦を購入できる金額で,エフェクター一台しか購入できず,税金として国に徴収され還元は全くされていない状況ということです(還元がされていないというのは極端な言い方ですが,あくまで非常事態に僕たちに対して直接的な支援がされていないことを指しています.)

 

さて,今この文章を読んでいる人たちは,おそらくいわゆる「お金持ち」に分類される人たちは少ないと思います.ただ,総務省の発表によれば,国民は「2018年平均の1世帯当たりの貯蓄現在高は、平均値で1752万円」の貯蓄があるらしいのです.

え?こんなお金持ってないって?僕もそうです.日々の生活に収入はすべて支払われ貯蓄も生活を切り詰めないとできない状況です.実際の実態により近い状況を見るためには,中央値でもみる必要があります.

life.mattoco.jp

 

また,SMBCの調査では,20代・30代・40代における預貯金額において,「貯蓄ゼロ」の割合が20代が19%,30代が20%,40代が23%という結果を出しています.

www.smbc-cf.com

5人に一人以上の人が貯蓄が0だという状況であるのにも関わらず,今回のコロナウィルスによる政府からの支給物としての検討として和牛商品券が挙げられ,麻生財務大臣は「10万円の支給をした場合,貯蓄に回される」旨の回答をしています.

政府の認識と現状に大きな乖離を感じています.

それは皆さんも重々承知のことだと思います.

僕らはお金がない.本当にない.じわじわと行われているから感覚が鈍くなっているけれど,どんどん僕たちは貧乏になっている.普通じゃない.

ただ,現政権は「金はあり,貯蓄に回されるから商品券や旅行券」の配布を検討しています.

今日を生きるためのお金さえままならない状況なのにです.

 

ここからが言いたいことなのですが,この政治を選んだのは僕たち国民である,ということです.「芸術家は政治のことを話すのはダサい」という頭のおかしい風潮がありますが,芸術家も国民なのです.自分を守る必要があります.今回のような緊急事態に国民により添えない人たちを当選させたのは誰ですか?あなた方一人ひとりに与えられた権利である「選挙への投票」をおろそかにし,自分の頭で考え行動しなかった人は誰ですか?

政府からすれば,「自分たちは民意によって当選している.なので,自分たちのやりたいようにやるし,法人から支援されているから,法人は優先的に守ろう」ということを考えるのは至極当然のことだと思います.

誰かが救ってくれると考えていますよね?誰も救ってはくれません.大きな権力は全員を守るほどの善意にはなりえません.

なので自分たちから動く必要があります.

増税した消費税は社会保障に充てると言っていたにも関わらず,法人税の減税分に充てていて「すみません,次からはきちんと社会保障にあてます」と言っている人をなぜ信用できるのですか?あなたが汗水垂らして,時間を費やしてストレスを抱えながら手に入れたお金ですよ?それを法人税減税分に当てられていたのです.自分たちに還元されていますか?なんのために税金を支払ったのですか?疑問に思わないのですか?

このような事態になってしまっているのは,このような人を選んだ,または他の人を選ばなかった,権利を放棄した僕らにあると考えます.

なので,今後を考えましょう.もう今の状況にグチャグチャ言ってもどうしようもないのです.

なので声を上げましょう.この狂っている世界に小さな声を少しずつ上げて,一人ひとりが立ち上がる必要があります.

なにも難しいことはないです.自分たちを守ってくれる人を選べばよいだけです.今回の件で浮き彫りになっている状況を見て,自分たちを守ってくれる人だと思いますか?

自分たちを全力で守ってくれる人に投票しよう.

文化を守れる人に投票しよう.

自分たちのことは自分たちで決めていこう.

自治ができていない僕らの国をどうにか守っていこう.

 

2 今回のコロナウイルスに関して

今回のコロナウイルスにより,全国的に自粛要請が出ており家で過ごす人たちが多くなっております.政府の対応がずさんであり,国民は日に日に衰弱していき,「もう大丈夫じゃね!?あんまり死者も出てないみたいだし,亡くなった人も高齢者が多いから,俺ら若者はかかっても死にはしないでしょ!」という声が少しずつ見えてきている.

下記ツイートを御覧いただきたい.

 現状,日本の状況は諸外国のコロナウイルスの爆発的増加の一歩手前と一緒なのだ.メディアは海外の状況を綿密に報道することはなく,あくまで国内の状況を机上の空論として専門家と話している.実際にその状況に陥ったことがないので危機感があまり感じられない.それによって国民もそこまでの危機感を感じれずにいる.

www.designstoriesinc.com

辻仁成さんの文章だが,ここにも書いてあるように,やはり日本は諸外国の最悪の状況へ同じ道をたどっていると感じられずにはいられない.

このままだと,本当に人が大量に死ぬ.他人事ではない.

 

自分の意志とは違うところで人が死ぬ.

 

僕は,芸術家として,ライブができないことにものすごく,本当にきつい気持ちになっているけれど,公演の延期やキャンセルについては後悔していない.なぜなら,本当に人が死ぬからだ.

やりすぎくらいでいいよ.

足りなくて死ぬよりかはやりすぎて生きようよ.

まだ,僕ら死ねないよ.

 

本当に死が蔓延しているよ.

油断できないよ.

オリンピックとか本当にありえないよ.

 

自分の身は自分で守ろう.

 

今は自宅で待機するんだ.ありがたいことにアマプラだったり,サブスクだったり,今は家でもいろいろなことができる.

僕もできる限りコンテンツを出す.

だから,みんな,死なないで.

絶対に油断はだめ.

生きて会おう.

 

約束してほしい