時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

ADHD(注意欠陥)かとおもっていたけれど,HSS型HSPかもしれない

ねねちゃんがHSPとわかり,そこから自分でも調べていた.

 

HSPとは「Highly Sensitive Person」の頭文字で,「(生まれつき)非常に感受性が強く,敏感な気質を持った人たち」のこと.最近だと「繊細さん」という形で,本やネット記事などで話に上がってきているので,聞いたことがある人もいるかもしれない.

 

下に自己診断テストがあるのでやってみてください.

 

Are You Highly Sensitive?

 

僕も考えすぎるところがあるので,一応やってみたのですが,一部当てはまるけれど,一部当てはまらず,当時は「まあやっぱり違うか」といった感じだった.

 

もともと,僕はケアレスミスが多く,また時間を守りにくかったりスケジュール管理が下手で悩んでいて,ADHDの注意欠陥に当てはまると思っていた.

 

ただ,ポイントによっては当てはまらないところも多々あり,「うーん,違うかもしれない」というふうに行ったり来たりしていた.

(今思ったのだが,僕は集中することはできるのだ.ちょっとした雑音の中のほうが集中しやすいというアドバイスがあったりするが,例えば隣でテレビの話し声とかが聞こえてくると,文章を書いている時にそちらにも意識がいってしまい(それは興味のあるなしに関わらず)頭の中がまとまらなくなる.あまりにうるさいと意識の向ける先が多すぎて逆に向けられなくなり集中できる,といった感じみたいだ.ADHDはそもそも集中ができないらしい)

(でもこれってみんなそうなんじゃないの?)

 

HSPは以下の4つの特性があるらしい.

HSPは,DOESという4つの特性があると言われている.

  • Depth of proessing 考え方が複雑で,深く考えてから行動する
  • Over stimulation 刺激に敏感で疲れやすい
  • Empathy and emotional responsiveness 人の気持ちに振り回されやすく共感しやすい
  • Sensitivity subtleties あらゆる感覚がするどい

*1

 

例えば上のDについては,考え方は複雑だし深く考えるが,僕の場合は直感でぱっと行動することも多く,当てはまらないと思っていた.

また,Eについては,共感(相手がどういうことを考えているか)は察知しやすいが,それに振り回されることはない.自分が嫌というときはきちんと意思表示するからだ.

 

参考にした記事によれば,一つでも当てはまらなければHSPではないらしい.なので僕はHSPではないと思っていた.自分の意思表示はものすごくするし,間違っているものは間違っていると必ずいうし,行動的だからだ. 

 

ある時,ねねちゃんから「私はこういう人間だと思うから理解してくれると嬉しい」という意味で,参考に送られていたHSPの記事で,僕の目にひっかかることがあった.

これが「HSS型HSP」である.

 

HSSとは,High Sensation Seekingの頭文字を取っており,刺激追求型と訳される.

自己診断テストがあるので,同じく興味のある方はやってみてください.

 

High Sensation Seeking Test

 

僕は,このテストで18個該当した.

 

僕は先のHSP診断の項目の中で,いわゆる刺激や変化に対してマイナスの傾向が出るものはチェックがつかず,それ以外の項目はチェックが付いた.

刺激追求型HSPはその刺激を求めるHSPということだ.

矛盾しているようにも思えるので,更に調べてみた.

 

HSS型HSPの傾向として,人間の脳内には,「行動制御システム」(ブレーキ)と「行動活性システム」(アクセル)が装備されています.HSPは「行動制御システム」(ブレーキ)が人に比べて活発なのが特徴ですが,HSS型HSPは,それに加えて「行動活性システム」(アクセル)も非常に活発です.

このことを捉えて,HSS型HSPは,ブレーキとアクセルの両踏みと比喩サれることもあります.

 

 

 

 

猛スピードで走っている所に急ブレーキを踏むため,タイヤが摩耗しやすい(疲弊しやすい)だけでなく,事故を起こしやすく(トラブルが多く)なりがちです.

らしい.HSPのうちの更にHSS型ということで,下の表のようにものすごく割合が低い.

僕はものすごく飽きっぽく,音楽に関して言えば1番と2番があるだけで結構げんなりすることがある.また,複数のタスクがある時に目移りしてどんどん色んな仕事に手を付ける.興味のあることはとことんやりたくて飛び込む.刺激的なものがとても好きである.

中学生のころは生徒副会長,会長,応援団長,合唱コンクールの指揮者,リーダーなど,他の人が経験しないものに積極的に携わってきた.どれもこれも刺激があるからである.今も社会人になって新しい仕事(新規事業等)が入ってくるとアドレナリンがでてものすごく集中できる.

 

www.youtube.com

 

この動画もかなり当てはまった.

 

さらに詳しく書いている記事もあった.

Introversion, Extroversion and the Highly Sensitive Person

 

HSEはよく、無意識のうちに現状に異議を唱える。自分が情熱を感じていることについては、つい発言してしまうのです。そしてそれによって自分たちへの注目を集めてしまうことになります。もちろんそれは私たちにとって心地よいことでではないので、身を引いてしまうことになる。そんな時私たちは内向的なように見えるかもしれません。ただそれでも、自分たちの価値観が脅かされる時には、私たちは情熱的になり、積極的に発言します。そして自分たちの見解を理解してもらうためには、刺激過多や人々の注目にも耐えるでしょう。不正なものへ立ち向かう時も同じです。

確かに意義を唱えがちな気がする.というよりか,自分の納得行かない物事や矛盾している道理についてはしっかり考えて理解できなければ指摘する.

HSE/ HSSにとって、刺激が少なすぎることは、刺激が多すぎることと同じで不安を生じさせます。ゆえに、私たちは“刺激の最適レベル”を見つけることが難しい。でもそれを理解し、体験し、維持することができれば、私たちは満足感をおぼえ、エネルギーを充電し、そして成長していくことができます。

HSPと言っても,内向型HSPと外向型HSPという分類があり,さらに外向型HSPの中にはHSSの人が多いらしい.

僕は,中学生の頃のサッカークラブの幼馴染がいるが,彼らはHSS型非HSPという分類に該当するだろう人たちで,ものすごく活発的で明るい.だけど,ずっと僕と彼らの間では何かしら違いがあるなとは思っていた.

また,大人しめの人とも気が合い,例えばねねちゃんのようなHSPの人ともよく話ができるし,安心してもらえる(と思っている).

 

多分僕の中でHSSの気質もHSPの気質もあるから,両者とも打ち解けることができるんだと腑に落ちた.

 

最近はよく自分のことについて考えるようになっているので,(あ,今ネガティブなスイッチが入ったな)とかがわかるようになってきているけれど,まだまだ制御はできていない.

というか,むしろHSPの気質があるなんて思いもよらなかった.ねねちゃんほど泣いたりして思い悩むことも今までなかったし生きづらさを感じてはいなかったからだ.

だからこそHSPで思い悩んでいる人たちに,「僕も同じ気質がある」というのは少し申し訳無さがあるし,本当にそうなのか今この記事を書いている間も疑問に思っている.

ただ,当てはまる箇所がものすごく多く,他の人に対して「どうして気づかないんだ」「なぜこれをしたらこういうことを思うと考えられないんだ」ということをずっと思っていたし,ツイートもよくしていたと思う.人間関係にも思い悩んでいたけれど,どれも自分の人間性によるものだと納得して,どうにかやりすごしてきたのは事実だ.そういった点で共感性は間違いなくあるし,相手が何を望んでいるのかはすぐにわかる.少しの表情の変化で相手がどういう気持をしていたかとかも簡単に気づくことができ,それに対して一喜一憂していた.だけどそれも「気にしなければ良い」とどうにか納得して毎日過ごしていた.社会人になってからは余計そうだった.今もそう.

 

まだ僕自身これかどうかは納得していないけれど,少なくとも可能性はあるとは思い出している.

同じような人がこの世界ではかなり少ないけれどいるということがわかったので,もしかするとこの文章をきっかけに自分の立場や性質を理解し生きやすくなるかもしれない.

 

もし同じような人がいればコメントいただけると嬉しいです.