時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

雫が落ちたら、

雫が落ちたら、

僕らは狂ってしまうのかもしれない

哀しいは哀しいのままで

どうやって昇華するのか,その方法は誰も教えてはくれない

偉い人はどうして偉いんだっけ

優劣を付けるのは,全部僕ら人間だった

君と僕の間に大きな差は無いのに

なぜか大きな差が出来てしまっている

 

雫が落ちたら、

海ができるのかもしれない

大きな海に飲まれて沈む船が

なぜか美しく見えてしまった

太陽が沈んで,月が出てきて

さあて,僕らは次は何になるのだろうか

 

雫が落ちたら、

僕らは泣いてしまうのかもしれない

太陽の下で生きる僕らには

全部が光って見えているはずなのに

影ばかり追ってしまうなんてどうしようもないね

 

傘をさしたから雨が降って

雨が降ったから雲ができて

雲ができたから君が泣いて

君が泣いたから夜が来る.