無名バンドが有名になるまで vol.10
ついに10回目。
今回は何となく心構え的なことを書いていきたいなと思う。
無名と有名の差は何だろう、と考えた時に、もちろん好きだと言ってくれる人たちの差であったり、ライブパフォーマンスの差であったり(友達の多さの差であったり)というのが思いつくけど、実際はその音楽を聴いてくれる人達の絶対量の差だと思ってる。
例えば信じられないほど良い曲を作ったとしても、それが日の目に当たらなければ、よくわからない曲に負けてしまう。
だからまず僕らは日の目に当たらないといけないなと感じる。
チャンスをチャンスだと思わないで流してしまったり、そういうので流してしまっている人たちが多いように思う。僕らもそんな気もする。
もちろん圧倒的な演奏力も絶対必要で、それもまだまだ僕らには足りないけど、僕は毎回の曲で色々思いついた新しいことを取り入れて曲を作っている。
それはプロアマ関係なく、1番良いものをと考えている。
物作りは停滞では絶対にダメで、常に進化しなければならない。そこに常識なんて無くて、「より良いものを作りたい」という欲求だけだろう。
自分の好きなバンドマンがいるとする。そしたら、その人を崇拝するんじゃなくて、その人の技術だったりセンスだったりを盗まないとだめだろう。
自分の足りない部分を補う努力をしない人は、停滞である。怠慢だ。
「無理だ、普通じゃない、他の人はこうだ」っていうのは自分が無能だとさらけ出しているってことだろう。
無理だ→練習して取り入れよう
普通だ→新しい取り組みだ
他の人はこうだ→唯一のものだ
自分が足りないものをしっかり補うことが1番大事。センスも磨ける。ただ怠けているだけ。
僕は「無理だ」という人間に心底失望するし、やる気ないんだなと思う。
一つのバンドは運命共同体で、同じ意識やモチベーション、考えを持っていないとだめだ。
可能性として100個あるなら、100個やってみて、そこから言い訳を考えるべきだろう。
少なくとも、今僕らの音楽をミュージックプレイヤーに入れて、プロの音楽と同列にして聴いている人たちがいるということは、僕らの音楽は並べる可能性があるということだ。その事を心にしっかり受け止めて、これからも活動しないといけない。