時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

美しくはないのかもしれない

生命が脈動する時が一番美しいと思っていたけれども

実はそうではないのかもしれない

美しいと思い込みたいだけで,全然美しくないのかもしれない

 

人は人を平気で傷つけるし,平気で忘れる

昨日食べた晩御飯なんてまったく記憶にない

君と会話した内容だって,実は上の空なのかもしれない

一瞬一瞬を一生懸命に生きている人ってどれだけいるんだろう

「どうせ明日もかならず来る」と心のなかでは思ってしまっているんだろう

 

僕が傷つけてしまった人たちのことを

僕はずっと覚えていたい

その代わり,僕を傷つけた人たちを

僕はずっと覚えている

沢山のことに右往左往してしまって

僕は簡単に人を信じられなくなってしまった

(信じるふりはうまくなった)

 

この傷は責任だ

心の傷が治ることは無い

 

「どうせ君は嘘ついているんだろ」

「僕が気持ちよくなるよう,言葉を選んでいるんだろ.知っているぞ」

 

君の目がピエロのように見える時がある

僕は萎縮してしまう

なんて脆い生き物なんだ僕は

そして,自分を守るために自分に嘘をつく

(僕のために泣いてくれ)

 

感情が露わになるのは

一瞬の隙間なんだ

その瞬間をライブで,音楽できたらな.