時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

ポケモンを通して夢を見ていた

先日ポケモンのMVが発表された.楽曲はBUMP OF CHICKENが提供しており,曲名は「Acacia」だ.


【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia

※この記事は,バンプのファンというよりもポケモンを通して成長してきた1人の人間としての感想です.

このMVは,初代から最新作までのポケモンを,男の子と女の子目線で総ざらいしていき,先につながっていくというコンセプトのものだ.

父がゲーム好きということもあり,僕の生活には小さな時からゲームが存在していて,ポケモンもその一つだった.小さいながらにキャラクターたちに夢中で,架空のポケモンを自由帳に書いたりしたり,「いつかポケモンがいる世界になる」と信じていた.

多くの人がポケモンを通ってきたと思う.そこにはありとあらゆる想い出があって,泣いたり笑ったりしていたはずだ.新しいポケモンのタイトルが出れば,友達らとその話題でもちきりになったのを覚えている.それはなにかわからないキラキラしたもので溢れていた.

このMVの男の子と女の子は,ポケモンの世界の中で旅をしていて,多くのことを経験し,それは昔抱いていた自分の想像する未来「こういう世界がいいな.僕もこういうことを経験したい」と合致する.そして,現実と対面する.

ポケモンは,多くの大人によって作られている.そして,それを子供たちが接することで夢を与える.大人たちは,決して経験できないいわば「夢の舞台」を創造する.僕は夢を見ていた.ただ,いつまで立っても僕の生活にはポケモンはいなかった.夢だった.

作品を作るということは,ある種「非現実を作り出す」ことだと思う.小さな頃はそれを非現実だとは全く思わず,「未来のあるべき姿」だと錯覚し,それを信じていた.今僕は大人になり,それは夢だとわかってしまった.現実は重く苦しい.

大人たちは,そんな苦しい現実から逃避するように夢を作り出す.それはとても明るく楽しい夢で,夢の中ではなんだってできるのだった.その夢は子どもたちに夢を見させる.子どもたちは夢の中で生きていた.

グリーンやブルー,レッドらは,このMVの中で生きていて,僕の記憶の中でも生きていた.変わったのは僕だけだ.時間が経ってしまった.でも確かにこの記憶の中にはあった.

ポケモンを通して夢を見ていた.それが夢だと知っていて,なお見ないようにしていた.「いつかは...」という期待を心のどこかで願ってしまったんだ.「Acacia」を聴いていた僕の隣にピカチュウはいなくて,代わりに車が走っていた.昼食時間と名付けられた時間内にコンビニで買ったサンドイッチを食べている.自由とは正反対だ.生きるために仕事をして,対価として金をもらっていた.その金で生きていた.僕ができることは,苦しい現実から逃避するような夢(しかもそれはとても幸せな夢)を作り出していくことなんだと思った.

それでもまだ旅をしたいと願っている.

他人と比べることをやめることができた

創作をしていると,同業の他の人の活躍に目が止まり,知らない間に対抗心を燃やしたり,勝手に傷ついたりすることがある.嫉妬は醜い感情だと知っていながらも嫉妬してしまい,特に自分の創作物に対して「いいね」とか「リツイート」とかをしてくれる人が他の人に対しても同じようにしていると負けたような感覚になる(褒めるのは誰にも与えられた権利).

この手の感覚に割と長めの間悩まされてきた.今はTwitterでいいねやリツイートによって,全然知らない同世代の活躍とかも,どんどん視界に入ってくる.僕の場合は音楽をやっているので,対バンであったり仲の良いバンドの活躍が嫌でも入ってくるので,知らない間に精神がやつれていて,でもそれは周りには見せないようにしなきゃならなく(自分で原因がわからないときもある)勝手に病んだりしていた.

 

僕のようなインディーズバンドは,ライブ活動をするためにチケットノルマをクリアするのに精一杯で,大体はクリアがならず出費がある.月に5本とかライブを行うと,活動費はどんどん減っていく.ただ他のバンドに負けたくないから,活動の質は落とさず,いやむしろより活動的にならなくてはならず,音源制作であったり,MV制作であったり,良いアー写を撮ったりしてメディア活動をするようになっていた.

「この層の人たちが好きそうな音楽を作ったほうが良いかも」とか「これは売れ線でメロディが一般受けしそう」とかいうことを,僕でさえも考えるようになっていた.みんなが歌いやすいような曲のほうがいいかもとか,サビはキャッチーに,とか.

 

僕の将来的な目標は,音楽活動は活動で得たお金だけで行いたいというものだ.

ただ現状それは厳しかった.

 

新型コロナによって,活動はめっきり減って,そういう情報もものすごく減っていった.資金も減ることが亡くなったので自分の活動や欲しい物に費やすことが徐々にできるようになってきた.

今は周りの活動を見なくなった結果,自分の音楽を見つめ治す時間になっている.

 

 

なんで音楽作るようになったんだっけ?

 

 

 

なぜ創作を始めたのか.それはできた作品が自分の好きな作品になっているからじゃないだろうか.僕はそうだ.

自分の作った音楽がものすごく好きです.

数年前の音楽の作曲家の人がトリビュートで学生の前でインタビューに答える,という番組(題名は忘れた)で,Mr.Childrenの桜井さんが「自分の作った曲は自分では殆ど聞かない」と答えていて,それがプロなのかーと思っていたが,それでも僕は自分の作った音楽を愛しているしとても好き.とても聞くし,聞くたびに「良い曲だなー」と思っている.

どの曲を聞いても聞いたことがない僕だけの音楽になっている.

 

言葉の選び方であったり,メロディや楽曲構成,全部僕の好きな音楽.これは宝物.

 

いつのまにか,それを忘れていて,誰かに好かれるための音楽に若干なってしまっていたかもしれない.

 

もちろん多くの人に僕の音楽が好き,と言ってほしい,たくさん感想がほしいし,考察をしてくれたりすると興奮する.

だが,それ以前に僕が僕の作るものを愛せることが大事だった.僕のための音楽だった.

だから今後ライブ活動ができなくなれば,それはそれで僕は音楽を作り続ける事ができる.

オンラインでMIXからマスターまでしてもらい,プロの楽曲同様の仕上がりにして永遠に自分が一番好きな音楽を聞き続けることができるのだから.

 

創作に困っている人,嫉妬とかすることが醜いと思いながらも嫉妬してしまい,それに傷ついている人,たくさんいると思います.

僕は,自分がなぜそれを作っているのか,それは楽しいから,ということを思い出すと,他人のことはどうでもよくなってくるので,おすすめです.

 

他人の評価は蜜の味で,中毒性がある.ただそれを見(聞い)たことによる楽しさや嬉しさは創作本来の楽しさや嬉しさではない.

創作本来の楽しさや嬉しさは,自分の頭の中にあるものを現実世界に生み出すこと,それ以外にない.

 

 

僕は早く自分の作った楽曲が完成したのを聞きたい(まだ購入したポップガードが届かず,歌録りができない)

僕らのことは僕らで守るしかない (コロナウイルスに関して

コロナウィルスによって,今の政府の対応がダメダメだと各地の方面から声が上がっている.

今回,娯楽産業であるライブハウス等のところから,要望書の提出がされたところです.各自署名ができますので,下リンクから署名しましょう.

note.com

 

今回は珍しく2テーマに分けて文章を書いていこうと思います.

1つ目は,今回の自粛要請に対する政府に関して,

2つ目は,今回のコロナウィルスに関して.

です.

 

1今回の自粛要請に対する政府に関して

みんなかなり鬱憤が溜まっていると思います.論理的にも国民が目に見えるレベルで疲弊しています.僕のバンドも自主企画を打つ予定でしたが,延期を余儀なくされました.各ライブハウス等関係者,フリーランスの方々,固定給が出ない人たちは実生活に直接インパクトを与える影響が出ていると思います.本当に苦しい状況です.

一方,僕たちは生活するために,様々な支払いをする必要があります.家賃,光熱費等,食費,etc...

しかし,これを支払うためのお金がないのです.アベノミクスによって,就職率は上がってきているという統計が発表されている中,消費税増税により僕たちの日々の支出は徐々に増えていっています.100円のものが110円になり,10000円のものが11000円になるということです.バンドマンの目線で話せば,10000円のエフェクターとエリクサーの弦を購入できる金額で,エフェクター一台しか購入できず,税金として国に徴収され還元は全くされていない状況ということです(還元がされていないというのは極端な言い方ですが,あくまで非常事態に僕たちに対して直接的な支援がされていないことを指しています.)

 

さて,今この文章を読んでいる人たちは,おそらくいわゆる「お金持ち」に分類される人たちは少ないと思います.ただ,総務省の発表によれば,国民は「2018年平均の1世帯当たりの貯蓄現在高は、平均値で1752万円」の貯蓄があるらしいのです.

え?こんなお金持ってないって?僕もそうです.日々の生活に収入はすべて支払われ貯蓄も生活を切り詰めないとできない状況です.実際の実態により近い状況を見るためには,中央値でもみる必要があります.

life.mattoco.jp

 

また,SMBCの調査では,20代・30代・40代における預貯金額において,「貯蓄ゼロ」の割合が20代が19%,30代が20%,40代が23%という結果を出しています.

www.smbc-cf.com

5人に一人以上の人が貯蓄が0だという状況であるのにも関わらず,今回のコロナウィルスによる政府からの支給物としての検討として和牛商品券が挙げられ,麻生財務大臣は「10万円の支給をした場合,貯蓄に回される」旨の回答をしています.

政府の認識と現状に大きな乖離を感じています.

それは皆さんも重々承知のことだと思います.

僕らはお金がない.本当にない.じわじわと行われているから感覚が鈍くなっているけれど,どんどん僕たちは貧乏になっている.普通じゃない.

ただ,現政権は「金はあり,貯蓄に回されるから商品券や旅行券」の配布を検討しています.

今日を生きるためのお金さえままならない状況なのにです.

 

ここからが言いたいことなのですが,この政治を選んだのは僕たち国民である,ということです.「芸術家は政治のことを話すのはダサい」という頭のおかしい風潮がありますが,芸術家も国民なのです.自分を守る必要があります.今回のような緊急事態に国民により添えない人たちを当選させたのは誰ですか?あなた方一人ひとりに与えられた権利である「選挙への投票」をおろそかにし,自分の頭で考え行動しなかった人は誰ですか?

政府からすれば,「自分たちは民意によって当選している.なので,自分たちのやりたいようにやるし,法人から支援されているから,法人は優先的に守ろう」ということを考えるのは至極当然のことだと思います.

誰かが救ってくれると考えていますよね?誰も救ってはくれません.大きな権力は全員を守るほどの善意にはなりえません.

なので自分たちから動く必要があります.

増税した消費税は社会保障に充てると言っていたにも関わらず,法人税の減税分に充てていて「すみません,次からはきちんと社会保障にあてます」と言っている人をなぜ信用できるのですか?あなたが汗水垂らして,時間を費やしてストレスを抱えながら手に入れたお金ですよ?それを法人税減税分に当てられていたのです.自分たちに還元されていますか?なんのために税金を支払ったのですか?疑問に思わないのですか?

このような事態になってしまっているのは,このような人を選んだ,または他の人を選ばなかった,権利を放棄した僕らにあると考えます.

なので,今後を考えましょう.もう今の状況にグチャグチャ言ってもどうしようもないのです.

なので声を上げましょう.この狂っている世界に小さな声を少しずつ上げて,一人ひとりが立ち上がる必要があります.

なにも難しいことはないです.自分たちを守ってくれる人を選べばよいだけです.今回の件で浮き彫りになっている状況を見て,自分たちを守ってくれる人だと思いますか?

自分たちを全力で守ってくれる人に投票しよう.

文化を守れる人に投票しよう.

自分たちのことは自分たちで決めていこう.

自治ができていない僕らの国をどうにか守っていこう.

 

2 今回のコロナウイルスに関して

今回のコロナウイルスにより,全国的に自粛要請が出ており家で過ごす人たちが多くなっております.政府の対応がずさんであり,国民は日に日に衰弱していき,「もう大丈夫じゃね!?あんまり死者も出てないみたいだし,亡くなった人も高齢者が多いから,俺ら若者はかかっても死にはしないでしょ!」という声が少しずつ見えてきている.

下記ツイートを御覧いただきたい.

 現状,日本の状況は諸外国のコロナウイルスの爆発的増加の一歩手前と一緒なのだ.メディアは海外の状況を綿密に報道することはなく,あくまで国内の状況を机上の空論として専門家と話している.実際にその状況に陥ったことがないので危機感があまり感じられない.それによって国民もそこまでの危機感を感じれずにいる.

www.designstoriesinc.com

辻仁成さんの文章だが,ここにも書いてあるように,やはり日本は諸外国の最悪の状況へ同じ道をたどっていると感じられずにはいられない.

このままだと,本当に人が大量に死ぬ.他人事ではない.

 

自分の意志とは違うところで人が死ぬ.

 

僕は,芸術家として,ライブができないことにものすごく,本当にきつい気持ちになっているけれど,公演の延期やキャンセルについては後悔していない.なぜなら,本当に人が死ぬからだ.

やりすぎくらいでいいよ.

足りなくて死ぬよりかはやりすぎて生きようよ.

まだ,僕ら死ねないよ.

 

本当に死が蔓延しているよ.

油断できないよ.

オリンピックとか本当にありえないよ.

 

自分の身は自分で守ろう.

 

今は自宅で待機するんだ.ありがたいことにアマプラだったり,サブスクだったり,今は家でもいろいろなことができる.

僕もできる限りコンテンツを出す.

だから,みんな,死なないで.

絶対に油断はだめ.

生きて会おう.

 

約束してほしい

何時かのサイレンが聴こえますか.

このたび,ノクターンで新譜をリリースしました.
何時かのサイレンe.p.という3曲入音源をデジタルリリースしたところ,

Spotifyの公式プレイリスト

「New Music Wednesday」

open.spotify.com

「Edge!-Japan Indie Picks−」

open.spotify.com

 

で「海底」が,

 

YouTube Musicの公式プレイリスト

「J-Rock Rising~邦楽ロック新着~」

https://music.youtube.com/playlist?list=RDCLAK5uy_lSERWgd6wIk83B9NbwmCE-Z-JWlyaUlto

 

で「音楽室」

がそれぞれ選出されました.

 

Edge!とJ-Rock Risingに関しては,プレイリストカバーを取りました.

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Edge!カバー画像

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J-Rock Rising〜邦楽ロック新着〜カバー画像

  ※プレイリストカバーになるとは,プレイリストの一曲目で,アーティスト写真がプレイリストカバー画像に使われることです.タワレコの視聴機の一曲目に選定されているのと同じ感じです.

 

正直よく理解できていないです.大抜擢です.良い音源が作れたとは思っていましたが,こうピックアップしてもらえると実感がわきます.このまま多くの人にノクターンの音楽を聞いてもらいたいです.

良い音源が作れて良かった.この音楽が必要としている少しでも多くの人に届くことを,いつも願っています.

 

音楽室と海底は,音楽の性質上真逆のような立ち位置にあります.

なので,音楽室も同等の評価を受けられたのは,僕にとってかなりの安心になりました.

 

ノクターンというバンドは,ただのポストロックやマスロックのバンドではなく,芸術表現を行うバンドであることを再認識していただけるe.p.になっているかと思います.

 

僕は歌を歌うことが好きです.

歌を歌うことが好きな人には,音楽室がおすすめです.

キラキラとした,でも少し暗い想い出の中のような,暖かくも寂しい感じがするかと思います.

メロディを大切に作りました.耳にすんなり伝わると思います.ハモリも美しく合わせました.

曲の間延びを防ぐために,素直な展開を多めに入れました.6分って感じしないでしょ?とても完成度の高い作品です.当初のMV候補曲でした.物語性の強い曲です.ついつい口ずさめる良いメロディになっています.

 

 

僕は遊び心の多い音楽が好きです.

そういった人には,haiseがおすすめです.

無機質で閉鎖的な空間と,時折飛び出てくるファズの音や,リズミカルなギターとドラムのフレーズ,どこをとっても楽しいと思います.

特に元気になるような詩ではないですが,そういう言葉が必要な人がたくさんいることを僕は知っています.「悪いものは壊そうよ」です.「正しいのは君の心」です.

これはMV公開の日程もかなり意味があります.裏付けの多い曲です.

 

僕は轟音の音楽が好きです.

そういった人には,海底がおすすめです.

この曲は3曲の中で特に思い入れが強いです.精神を犠牲にして作ったような曲です.

テクニカルな話をすれば,シューゲイザーを僕が解釈するとこうなる,というのを実践した曲です.

芸術とは解釈なので,こういう作品の作り方はある種普通であり,ただ僕に取ってはとても新鮮でした.

現状のノクターンシューゲイザーはこのイメージになります.轟音の音作りにこだわりがあります.2ピースでいかに轟音を出せるか.イコライジングから研究し,現時点では最高の棲み分けになっているかと思います.2ピースでこれをやることが楽しいし,意味があるのです.

詩は,これでもかというくらい書き殴りました.この曲内では「明日になったら」という言葉に希望はありません.僕らは希望を持たないまま明日を迎えることがよくあります.

 

「ふとした時,遠くの方から何か尖ったような音が聞こえたような気がした.振り向くと燃えるような夕焼けの向こうに,巨大なサイレンを携えた鉄塔が見えた.そのサイレンが鳴り響いているのだ.周りを行く人達はこのサイレンが聞こえていないようだ.ただ確かにあれは鳴っているし,僕はその方向に足を進めた.僕は,この音が何時かのサイレンと同じ音だと気づく.僕らは美しくありたく,手の届かない場所にあるものをひたすらに追っていた.このサイレンが鳴り止んだら,僕はまた迷子になってしまう.僕は急いで歩を進めた.」

変拍子の曲を作るのはずっと昔から決まっていたという話

色々あって「マスロック」や「ポストロック」という概念についてちょっと掘り下げている時期で,CHONやAmericanFootballとか王道だけれど今は結構聞いている.

 

変に理屈っぽいので,物事を知るときは原理とか生まれを理解しないとちゃんと知覚できなかったりする.そのため「マスロック」って何が起源なのかと思って調べてみた.

 

マスロック (Math rock) は、ロックの一種。キング・クリムゾンスティーヴ・ライヒらの影響を受けた複雑で変則的なリズムギターを中心とした鋭角的なメロディ不協和音などが特徴である。 

 

ここにある「スティーヴ・ライヒ」という人の名前を見たとき,「おや?この名前見たことあるぞ」と思って調べてみた.

 

Steve Reich2.jpg

 

この人ですね.

 

僕この人のCD昔から持ってた.

 

 

大学生の時に,音楽の勉強を始めようと思ってひたすらいろいろな音楽を聞いた時期があって,その時に一発目で好きになってその後繰り返し聞きまくった音楽が,このスティーヴ・ライヒだった.ミニマルミュージックというジャンルで永遠に聞いていた.

 

マスロックの起源がスティーヴ・ライヒの影響を受けた複雑で変速的なリズム,というのが正しいなら,僕は昔からこの系統の音楽が性にあっていて,よく聞くと昔から作っているSEとかはミニマル感があったりしている.

 

中学3年生までピアノを習っていたんだけれど,先生に「じょぶず君は王道よりちょっと変わった曲の方が好きだよね」と言われ,変な曲をピックアップされて弾いていたことを思い出した.

(その後王道を弾いてみたくなり,ショパンとかの譜面を引っ張り出したのだが.)

 

 

自分語りになってしまったけれど,すごく衝撃的だった.もうこのジャンルを好きなのは性癖以外になく,僕の人生においての根幹をなすものなんだなと腑に落ちた.

 

スティーヴ・ライヒという起源からスタートしている僕は,正統派マス・ポストロックの伝承者と言っても過言ではないのではないか(言い過ぎ)

 

 

 

追記ーーーー

CHONと書いたが,最近のCHONはマスロックというよりプログレ感が強く聞けてない.プログレ感というとichikaという方の演奏も同等.
ギターはとてつもなく上手いが,酔ってくる.気持ちよく聞くことができない.

これも性癖だが.

25歳になった

じょぶずです.

 

25歳になりました.

ねねちゃんがツイッターで公式も動かしてくれて,いろんな人からコメントいただけて,なんかすごい嬉しいです.

ありがとうございます.

 

ブログというツールがあるので,ことばをきちんと様々な人に伝えることができるので,とても良い時代になったと思います.

 

僕はずっと邦楽というものに触れていなく,ずっとピアノを弾いていました.そもそも音楽自体にそんなに興味はなかったように今は思います.ただ,小学1年生の時の「今月の歌」でポルノグラフティのアゲハ蝶が選ばれて,初めてそういう音楽あるんだなって知ったような気がします.それからはずっとその歌を歌っていた.

 

njobs.hatenablog.jp

 

 

それ以来また,ちゃんと理解せずに中学生にあがり(この頃は外部チームでサッカーをしていたりしていた.が,そんなにうまくなく,上手い人たちの合間でフラフラと生きていたように思う.小学生の頃はループとシュートの違いが理解できず,ただ闇雲に思い切りボールを蹴っていた.中学に上がった段階で慣れていたミッドから何故かセンターバックにされ,さらに意味がわからなくなり,スタメンから外されるなど結構散々だった.引退間近になって,監督が代わり,僕をセンターバックからフォワードに抜擢してくれてスタメン起用してくれたときは,一生この人には頭上がらないと思った.と同時に,やっぱり保守的ではないな,性格的にと実感した)

中学校2年生の時に,BUMP OF CHICKENの曲を教えてもらい,初めてorbital periodを借りて,聞いた.どれもしっくり来なかったけれど,flybyがやけに耳に残ったな,そういえば.

母親とラーメン屋に昼を食べに行った時に,あの短い曲をずっと聞いていた.BUMPを聞いていた僕,ちょっと格好良いんじゃない?とかおもっていたりした.

 

ラフメイカーに出会って,物語のような歌があることをしり,MAD(であっているのかはわからない)でいろんな人がそれぞれに曲に合うイラストや漫画を書いていて,とても良いなと思っていた.

そういう音楽を作りたいと思ったし,BUMP OF CHICKENのメンバーが中学校の同級生でそのまま今も活動しているというのに憧れて,いつかはバンドを組みたいと思っていた.
ギターを買うきっかけになったのは,中学生の時の同級生がギターで洋楽(のブラック・サバス,クイーンを筆頭にMEGADETHやIRON MAIDEN系をめちゃくちゃ聞く人で,そういった方面のコピバンをしていた.そのうち自分で歌詞を書きたくなり,高校の時にノクターンが出来上がる)をコピーしていて,ノリでギターを始めた.

親に誕生日プレゼントでアイバニーズの入門セットを買ってもらった.ちょうど10年前?

 

(10年前!?やばいな!!)

 

高校生になり,高校の同級生に声をかけ,ノクターンを結成したが,色々ありうまく行かず,メンバーは入脱退を繰り返し,結局はネットで募集をかけた人たちのほうがうまくいくという現実が残った.

 

ねねちゃんもメン募サイトで知り合って,すぐできた曲がtwilight


ノクターン『twilight』

 

ここから,ノクターンの進むべき音楽が確立したように思う.

 

24歳,僕は社会人2年目でバンドで音楽をしながら仕事中は社会の歯車になりながら,必死に生きていたな.

最近やっとたくさんの人と知り合って,ノクターンの音楽を好きだと言ってくれる人たちと出会って,尊敬できる先輩たちができて,今とても幸せに感じています.

 

 

ーーー

幸せだからと言って辛いことがないわけではない.

幸せと辛さというのは交わることがないので,並行に存在します.

幸せを感じながら,別の面で辛さを感じるタイミングはとても多く,辛さを幸せで上書きすることなんてできない.

それを認識していない人が多すぎる.

余談だけれど.

ーーー

 

24歳,ツアーをして,MVを出して,アルバムを出して,サーキットフェスにも出て,まだまだ.まだまだまだまだ,やりたいことがある.

令和になって,25歳になった.

たくさん音楽を聞くようになった.

 

きっともっとたくさん傷つくだろう.

良いことと悪いことを両方共受け入れて咀嚼し,すべて音楽として出力していきたい.

僕がこれから生きていくことで,誰かの何かが変わってくれればよいな.

それがバタフライ・エフェクトとして,音楽業界が変われば良いな.

それによって日本が変われば良いな.

 

そう思う.

 

僕にはそれをするだけの力があると思うし,ノクターンにはそれを現実にする力がある.

 

大躍進するぞ.

えいえいおー

 

 

p.s.

誕生日プレゼント待ってます.

haise

今日MVを公開した.


ノクターン『haise』

 

2ピースになって,2本目のMVだ.

無機質な感じがよく出ていると思う.

 

『haise』という言葉は造語だ.(造語というものを作ってみたかった)

 

前作は『私の聖域』というMVで,かなり有機的なMVになっている.


ノクターン『私の聖域』

 

haiseに関しては,少なくとも2019年の5月中にMVを公開し大大的に発表する必要がある曲であった.

 

「悲しさ共有しようよ」

「正しいのは君の心,僕の言葉」※歌詞引用

 

ちゃんと正しいと思って生きてる?

自分のことしっかり見つめてる?嘘ついてない?

(嘘ついてるって気づいてる?)

 

ちゃんと見つめようよ,全部

それから次に行こうよ.

 

悲しいことは,みんなで共有していたいね.

 

 

 

ノクターンはミニツアー中で,一週間後の5月18日(土)に下北沢MOSAiCで月花の旋律ツアーファイナル「白色の記憶」を行います.

slololis

kasa.

ノクターン

という3マンでやるのだけれど,チケット代がALL1,500円という値段設定.

(正直アホだった)

 

これで金がないって言われたら,もう僕らはどうしようもない.

(多分僕らのほうが金ない)

 

生の音楽感じて,絶対に損させないから.

最高の気分で土曜日帰って,余韻を日曜日感じながら優雅に過ごして月曜日から生きていこうよ.

そうしよう.

 

チケットは各バンド,公式ツイッター等でDMから受付中.