時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

セクシャル・マイノリティ

性別という枠組みがある.

現状,僕らの社会では「男」と「女」という枠組みがあり,その中で各性別がそれぞれいいところを出し合って働くというのが男女共同参画である.

その考え方は見方を変えれば「男」と「女」の生活の向上であり,そこにスポットライトが当たるようになると当然影も濃くなり,いわゆる男でも女でもない性別「セクシャル・マイノリティ」が顕著にあらわれてきた,というのが現在の文脈である.

LGBT」という言葉をよく耳にするようになったのも,最近のような気がする.

僕はこれからもどんどん,新しい性別の枠組みは増えていくと思っていたので,新しい線を引くのではなく,すべてまとめて「人間」という一つの性にまとめてしまった方が良いのではないか,とおもったが,実際はそう簡単な問題ではないらしい.

まず,よくアンケートで見る「男・女・その他」という解答欄だが,性別というのは点で表すものではなく,スペクトラムのように帯の形状をしているらしい

男:1・2・3・4・5・6・7・8・9・10:女

例えばこんな感じ,やや女よりの男とか,やや男よりの女とか,そういったように一概に「女or男」と決めることはできない.君はどのくらいだろうか.

また,性別は流動性があり,年齢に応じて変化があるようだ.

性別というのは固定されたものではないということだ.

はたして,世の中に生きている人間の中で,上の数値でいうと完全に「1」の人と完全に「10」の人はどれだけいるのだろうか.

僕の感覚では一人もいないんじゃないかな,と思う.

なんなら,対面している人によって性別も変わってくるのかなとも思う.

 

性別を「身体」と「心(精神)」で分けたときに,どちらを主で考えるかが重要であると思う.

身体でさえも,女性と男性の中間の身体を持つ人もいる.

性別の枠組みというのは,本当に固定観念であると思い知らされる.

 

誰も誰かをバカにしちゃいけないよね.

「自分は自分である」ということを認めてあげることが,自分を救うことにつながってくる.

どんなあなたもあなたであるし,それを僕は認めてあげたい.

作られた枠組みに縛られる必要はない.

 

 

(というかさ,誰にも誰かを否定する権利なんて無いよね.なんの権限があって否定しているんだろう.「それは違う」って何を基準に決めているんだろう.常識ってなんだろう,法律で決まっているのかな.今誰かを否定してしまっている/思い当たる節がある人は一度立ち返ったほうが良いよ.考えを押し付けて相手を捻じ曲げるほど,最低なことはない!!!!)