時計の秒針音

少しずつコツコツ意味を貯めてく

正しいことをし続けるのは辛い

正しいことをし続けるのは辛い.

良くないことって言うのは,すごく簡単で心地が良い.流れているだけでよいからだ.立ち向かう必要すらない.本能に身を任せ,ただ野性的に生きるだけで良い.

権力や影響力を持つ人達は,こぞって悪いことをする.ましてや,それは仕方ないことだとでも言うように擁護する人達もいる.それに翻弄されて頭の悪い人たちも騙されてしまう.そうやって良くないことというものは力を持って,正しく生きている人たちに刃を突きつける.いずれその刃に突き刺された正しい人は,正しく生きることに疲れ良くない生き方をするようになる.

「善悪の区別」が曖昧になってきてしまっている.

良くないことに良くないと言うことが良くない世界になってきている.これは理性の汚染だ.理性を汚染された人間は,ほかも汚染しようと動く.きっとどこかでは良くないことをしてしまっているとわかっているのだろう.だから,正しいものを汚すことで自分を正当化したいのだ.正しいことをし続けることは,多くの敵を相手にしないといけない.正しいことが正しい世界であるべきなのに,それは現実的では無いといわれる.多数決の原理によって消えていった正しいことを,僕は何度も見てきている.

だからこそ,僕は正しいことをし続けていたい.

正しいことは正しいのだ.それは間違いではない.多くの誘惑に打ち勝つ力をもって,善悪の区別を判断する力を持って,自分を正していきたい.

どんなに辛くても,悪いことに流されてはいけない.そうでもしないと,僕はいつか自分を嫌いになってしまうからだ.人を愛するために自分を愛していたい.自分を愛するために正しいことをしていたい.

自分に嘘を付くことだけはだめだ.自分を生かすのは,どんなときでも自分だけだ.

 

誰にも後ろ指を刺されないような

正しく生きていたい.