無名バンドが有名になるまで vol.11
今年最後!!の!ライブ!! #本八幡the 3rd STAGE#live #music#ノクターン
こんにちは.job'sです.
あけましておめでとうございます.
2017年もどうぞよろしくお願いします.
卒論に追われていて,年が明ける前に書くことが出来ませんでした.
12/23日,本八幡the3rdSTAGEにて,歌謡祭という名の企画に出演しました.
ライブの順番は当日じゃんけんで決まり,計9バンドがライブする企画でした.
当日のお客さんの投票結果により,ベストボーカル賞,ギター賞,ベース賞,ドラム賞,,スタッフ賞,歌謡大賞などが選出されます.1バンド20分と普段より少ない時間でのライブになります.
当日のset listは以下のとおりです.
- intro
- ホーラの映写機
- 幻想
- 救命するグレートヒェン
普段はno_titleを入れていますが,時間の都合上カットしました.
僕らの出演順番は5番目でした.
2016年で一番最高の演奏ができたと自負しています.
Hello Musicのギターのだいしょー君にも「今までで一番良いライブだったよ!!ほんとに!最高!!」とか言われて浮かれてました.
正直歌も最高に声が出ていたし,歌謡大賞ももらえるのではないか,と期待してました.
結果は,歌謡大賞には選ばれず,ベストボーカル賞にも選ばれませんでした.(3位でした)
意味がわからなかったです.
僕よりうまい歌を歌っていたバンドはいないと思っているし,演奏も横に並んでいるこそすれ,上に立たれるような差はなかったと思っています.
お客さんもかなり来てもらったし,まったく納得がいっていないです.
「3位に入ったならいいじゃん」って声も聞こえましたが,ノクターンで取りたかった.こういう音楽をしているからこそ,認められたかった,という思いがあります.
僕の大事なメンバーが認められないのは,本当に悔しい.しむらとか良いドラム叩けてたし,わたりーもグルービーなベース弾けてたし,何がダメだったんだろう.
スタッフ賞はもはやうちわでのやり取りで終わってました.新参者の我々には入る余地がない.
「女性ボーカルには負けちゃうよ.3位でもすごいよ」
全然すごくないです.上手い下手ってなんなんだろう.音程を飛ばしていても認められているあの人はなんなんだ.
けれど,音響音声スタッフの人達には,「いい演奏だった」と言ってもらえていたそうなので,満足しています.
散々書いたけど,僕らは人に認められるために音楽をやっているわけじゃないことを思い出した.
人に認められたいなら,EDMやればいいんだもの.ズンズンズンズン.
かわいい顔したしむらをボーカルにして,恋だの愛だの友情だの青春だのについて歌えばすぐ「ああああーーー共感するぅぅぅぅ,良い曲だなぁぁぁ」ってなるもの.
でもそういうのが音楽の価値を下げてるってずっと思ってるし,これからもそう思うから,僕は曲がるつもりないし,わかってくれる人たちはいるから頑張る.(好きって言ってくれる人たち,本当にありがとう.いつか恩返しします.待っててね)
音楽は芸術だし,そうでないといけないと思っている.
ゴッホも死んだ後に評価されたし,このくらいは普通だよね.
「100人の中の1人が認めてくれてるなら,10000人の中だと100人認めてくれることになる.1000000人だと10000人認めてくれるんだから,それでいいじゃない」って言葉,覚えておくことにする.
改めて自分達の立ち位置を認識できた,いい企画でした.
これからも,バンドメンバーには迷惑かけそう.迷惑かかる曲作っちゃいそうだけど,付いてきてもらおう,きっと付いてきてくれる.
今年最初のライブは1/11の下北沢LIVEHOLICです!!
OPEN/START 18:00/18:30
▼イベント名
Red Letter Day vol.25
▼出演者
- the audio pool
- ノクターン
- 長谷川ニューコーラスフレンズ
- Anknowtes
- 雨ガエルと出鱈目
▼チケット代
¥2000/¥2500(D別)
となっています!!興味が湧いた方ぜひいらしてください!!
あーーーーーーー
でもベストボーカル賞ほんとに取りたかったなーーーーーー
逃げ恥最高か
「私から見たら十分若人♫」の石田ゆり子に死にそうになる僕氏。
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年12月13日
新垣結衣というロンギヌスの槍に貫かれたあと、石田ゆり子というエクスカリバーで切り裂かれるのがこのドラマです。
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年12月13日
#逃げ恥
ポジモンより百合ちゃんをゲットしたい #逃げ恥
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年12月13日
「石田ゆり子かんわぃぃいい!!」
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年12月13日
「え!?まさか!?○婚っ?!」
「ひゃ〜とうとうか〜長かったー!」
「ん?紙?契約?」
「ヒラマサ間違えんなヒラマサ間違えんなヒラマサ間違えんなヒラマサ間違えんな」」
「ヒラマサァァァァアアアアッッッ!!」
「…………………(死)」
#逃げ恥
こんにちは,job'sです.
本日12月20日の22時から23時までの1時間でやっていた「逃げるは恥だが役に立つ」.
終わってしまったーーーーーー.これは100万%逃げ恥ロスになりますね.
ガッキーが可愛いのはもう人類の共通知識だと思うんですが,石田ゆり子も最高に可愛かったですね.
ほんとに殺されそうになってました,家で.
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年12月13日
もうわけわかんなくなってますね 笑
注意:前回のツイートです.
ガッキーが可愛いだけのドラマとか言われてたけど,色んなパロディを使って視聴者を楽しませていたし,ぶきっちょなひらまささんの不器用さと成長を一緒に体験できて,非常に良いドラマだったと思います.
観てて楽しかった.ほんと
逃げ恥の恋ダンスも大はやりだし,というかあのダンス自体キャッチーで,「胸の中にあるもの〜♪」のところとか一発でわかりますよね 笑
みんなやったんじゃないですか?(僕は練習して軽く踊れるようになってしまいました)
日野さんの奥さんが普通に乙葉連れてくるところとか,もう視聴者が何が楽しいのかわかってるって感じ.
あーーーー
本当に終わっちゃった,火曜日楽しみで生きてたのになぁ
今季のドラマ見応え抜群でした.
校閲ガール
逃げ恥
レディダ・ヴィンチの診断
chef
(4つか...どうだろ,僕にしては多い)
あ,ちなみに朝ドラも見てます.
#朝ドラ #べっぴんさん #ミスチル #ヒカリノアトリエ #弾き語り pic.twitter.com/1qmtIVdEDJ
— TNjob’s-ノクターン (@hi_nocturne) 2016年11月28日
ヒカリノアトリエ弾きました〜
ということで,逃げ恥お疲れ様でした!!
余韻で1週間は生きれますね!明日はライブです!!全力!
JYOCHO”祈りでは届かない距離”は美しい祈りを想起させる
こんにちは,job’sです.はい,買いました.控えめに言って最高です.
元宇宙コンビニのだいじろーさんの新プロジェクトJYOCHOの1stミニアルバム:祈りでは届かない距離”.
フラゲしました(お金ないけど).
元々宇宙コンビニ好きで,この前のマスフェスもだいじろーさんの演奏聞きに行った感じですし,まあ買って当然ではあります.この素晴らしさが少しでも多くの人に伝わればいいな,ちゃんと言葉にできるかな.頑張るぞ.何か感想があればください,励みになります.スターでもいいです,お願いします.
↓よかったらマスフェスの日記的なものも書いてあるので,見てみてください.
JYOCHO(じょうちょ)とは
このプロジェクトは,元宇宙コンビニのギターのだいじろーが,音楽でやりたいことが終わって無いために,やり残したことをやるために新規に立ち上げたプロジェクトで,決められたバンドメンバーでやる,というよりかは,曲にあった人たちをキャスティングして音楽をやるという感じです.
今回は,
- Daijiro Nakagawa(Gt)
に,Peformed by と言う形で
- rionos(Vocal)
- sindee(Bass)
- hatch(Drums)
- Yuki Hayash(flute)
が参加しているアルバムです.
なんかフルートが入ってる時点で,やりたい音楽を素直にやってる感ありますよね.このフルートが美しさを増すポイントになっています.
ジャンルはPostRockと言っていいんじゃないでしょうか.
だいじろーさんのインタビューはこちら↓
音楽に関して譲れない部分があって,それが今回のアルバムにも顕著に出ているそうです,企業秘密だそうですけど 笑
祈りでは届かない距離
とりあえずトレーラーを観てください.
もうサムネイルの時点で最高のエモだと思うのは僕だけでしょうか.
聞きやすい,耳に,身体にすっと入って,疲れの変わりに置き換わってくれる音の粒たち.癒やしです.(僕もこんな音楽やりたい)
ギターはほぼ歪んで無いのではないでしょうか.クリーンのきれいな感じがまるで光の粒のように耳の奥へ飛んでいき,そこに透き通る歌声とフルートのメロディ,ドラムとベースのリズムで,5つの種類しか無いのに壮大な世界を想起させます.
JYOCHO『太陽と暮らしてきた』(Official Music Video)
言っている意味がわかると思います.
音楽
少しでも興味を持っていただいたら幸いです.
今の音楽をやっている人たちは僕らも含めてCDを購入してもらうことで活動ができるようになっています.
例えば,タワーレコードに「〇〇のCDありますか?」と聞くだけで,無ければ次回発注の時に多めに発注してもらえたりするわけです.購入者や購入希望者が見込めない場合はそれがありません.
音楽って一方方向(つまり演奏者→観客)に見えて実は双方向だったりする.
演奏者はお客さんに聞いてもらいたいし,感想がほしい.お客さんは購入の意思を伝える.こうやってお互いに成り立っている(いた).
今はそれが違法ダウンロードだったりで機会が潰されてしまっている.
だから本当のベストはしっかりCDで買うことだ.その一枚で全てが変わったりするから.
僕らの場合は音源は完全にライブハウス限定になっているから,この話はあまり関係ないけど(将来的にはタワレコとかに置きたいなーーー)
不況だったりでお客さんの方もお金に余裕がなかったり,音楽自体の価値が少しずつ安くなってしまったり(これは僕の直感だけど),そんなことがあるからなあ.
有名な絵画とかだったらその価値は色褪せないから,音楽もそうなっていけばいいのに.
- アーティスト: JYOCHO,Daijiro Nakagawa
- 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (1件) を見る
無名バンドが有名になるまで vol.10
ついに10回目。
今回は何となく心構え的なことを書いていきたいなと思う。
無名と有名の差は何だろう、と考えた時に、もちろん好きだと言ってくれる人たちの差であったり、ライブパフォーマンスの差であったり(友達の多さの差であったり)というのが思いつくけど、実際はその音楽を聴いてくれる人達の絶対量の差だと思ってる。
例えば信じられないほど良い曲を作ったとしても、それが日の目に当たらなければ、よくわからない曲に負けてしまう。
だからまず僕らは日の目に当たらないといけないなと感じる。
チャンスをチャンスだと思わないで流してしまったり、そういうので流してしまっている人たちが多いように思う。僕らもそんな気もする。
もちろん圧倒的な演奏力も絶対必要で、それもまだまだ僕らには足りないけど、僕は毎回の曲で色々思いついた新しいことを取り入れて曲を作っている。
それはプロアマ関係なく、1番良いものをと考えている。
物作りは停滞では絶対にダメで、常に進化しなければならない。そこに常識なんて無くて、「より良いものを作りたい」という欲求だけだろう。
自分の好きなバンドマンがいるとする。そしたら、その人を崇拝するんじゃなくて、その人の技術だったりセンスだったりを盗まないとだめだろう。
自分の足りない部分を補う努力をしない人は、停滞である。怠慢だ。
「無理だ、普通じゃない、他の人はこうだ」っていうのは自分が無能だとさらけ出しているってことだろう。
無理だ→練習して取り入れよう
普通だ→新しい取り組みだ
他の人はこうだ→唯一のものだ
自分が足りないものをしっかり補うことが1番大事。センスも磨ける。ただ怠けているだけ。
僕は「無理だ」という人間に心底失望するし、やる気ないんだなと思う。
一つのバンドは運命共同体で、同じ意識やモチベーション、考えを持っていないとだめだ。
可能性として100個あるなら、100個やってみて、そこから言い訳を考えるべきだろう。
少なくとも、今僕らの音楽をミュージックプレイヤーに入れて、プロの音楽と同列にして聴いている人たちがいるということは、僕らの音楽は並べる可能性があるということだ。その事を心にしっかり受け止めて、これからも活動しないといけない。
愛くるしいほど音楽ーマスフェスに行ってきたー
どうも,job'sです.
先日11月19日バハマスフェス(通称マスフェス)に行ってきました.場所は新宿Marz.
最THE高でした.久々に音楽欲を満たされて幸せしか無かった.僕は,元宇宙コンビニのだいじろー目当てで行ったんですが,他のバンドも最高すぎて,脳汁垂れ流しでした.最高最高最高.
マスフェスという名前から想像できるように,”マスロック”のフェスです.
マスロックの”マス”というのは,数学のmathemathicsから来てるんだとか.とにかく拍子が目まぐるしく変わっていきます.
きっと,Jpopとかの曲はたいてい4拍子(チッタッタッタのリズム)で,たまに3拍子(ワルツのリズム)があったりかなと思います.だから,聴いている人は知らず知らずのうちにその拍子に合わせて身体を揺らしたりするわけですね.
マスロックは,そんなの全く無いのでとにかくノレない.だから,”音楽と一緒”,というよりかはむしろ,”音楽を浴びせられる”,近いです.
”フェス”とは名ばかりで,所謂ウェーイ系がのさばる場所ではなく,みんな静かに直立して音楽を浴びされています.僕は個人的にウェーイ系ダメなので,非常に合ってました.
(だいじろーも言っていましたが,マスロック好きは音楽マゾでしょうね,間違いなく)
ほとんど全てのバンドが歌がありません.所謂インストバンド(instrumental bandの略)でした.もはやあの領域は歌は蛇足でしか無いです.いらない.
だって歌詞聞きに行ってるわけじゃないんだもの.
vocalいるバンドもいましたが,「haー」とか「ah−」とかです.
うちのベースも言っていますが,vocalというよりかは「人間」という楽器です.
純粋な音楽.
純粋な音楽.
純粋な音楽.
余分な物を全て削ぎ落として,純度を高めた音楽.
最近の音楽に足りないものだと思いました.
道理で最近は良い音楽が無いなと思っていたわけだ.
最近は音楽軽視が甚だしい.まあこの話はここではしませんが.
自分が考える音楽をやるためなら編成だってこだわらない,という感じがこのバンドからしました.↓
6人編成バンドなんですが,ギター二人,ベース二人(!?),ドラム二人(!?!?)でした.
常識とは多くの人が勝手に歌っているだけで,決められたものではないと実感しました.自分が考える「こうありたい」の理想がないから常識から脱却出来ないんだなと.
もちろん真似は大事だけど,そこからプラスα新しいことを取り入れなければ成長は止まってしまいます.
つかの間の晩御飯は,新宿Marzの近くの牛すじラーメン.ボリュームたっぷり油そば.
お客さんがあまりいなかったのですが,滅茶苦茶美味しかったです.ぜひ流行ってください.
牛すじラーメン ぶっかけ 大福 - 西武新宿 | ラーメンデータベース
だいじろーはアコースティックでマスロックしてました.(動画は撮りましたが写真忘れてました)
最後はハイスイノナサ.初見でしたが滅茶苦茶良かったです.CD買いました.
ギター1人,ベース1人,ドラム1人,キーボード2人,コーラス2人,パーカッション1人の8人編成でした.圧倒的.
ちなみにハイスイノナサのギターは,僕の大好きなPeople in the boxのCut3のライブやだいじろーでサポートギターをしています.
音合わせの時にPeople in the box の8月を弾いててすぐわかりました.
ハイスイノナサは,本当に”美しい音楽”という感じでした.女性コーラス良いなあ.
きれいなハーモニーが美しい旋律と相まって素敵な空間を作り出すと言った感です.僕はブラインドという曲が好きです.
まとめ
「なるほど自分はマスロックを求めていたのか」と気づいた.
ライブで超絶うまい人たちの音楽を聞く&見る事ができる.
書いてなかったけど,小さなフェスだと足元も見れるから音作りに使える.
ドラムがやはり重要で,曲を「このときは何拍子」と完全に把握していないとだめ.
ベースあんまり歪んでないほうが良いかも.きれいに響かせる必要がある.
ギターはタッピングがマスロックには必須だなと,練習しなきゃ.
自分のやりたい音楽の立ち位置が完全なマスロックでは無いことがわかった.(自分のやりたい音楽の立ち位置を相対的に認識することは非常に良いことだ)
コンビニ人間はアスペルガー女性の日記だ
こんにちは。ノクターンのjob'sです。
先日のアメトーーク 読書芸人で紹介されていた「コンビニ人間」を読みました。
羊と鋼の森や君の膵臓を食べたいと一緒に書店に並んでいたので前から気になっていたので、これを機に買って読みました。
↑以前書いた本のレビューです.もし良ければ覗いてみてください.励みになります.
1時間半くらいでさっと読める作品になっています.内容もすっと入ってきて,何より描写が鮮明に脳裏に浮かべることが出来て読みやすかったです.読書が苦手な方でもおすすめです.
さて,最近はアスペルガー症候群も一般的になってたりしますよね.
アスペルガー症候群の方は,
- 言われたこと以外のことをする
- 人の気持ちが理解できない
が苦手とされています.
突発的な用事や,普通はわかるであろう付加事項などが予測できなかったり,表情から相手がどのように考えているかが理解できない,といったことです.
さて,この本の主人公(恵子)は前述したとおり,アスペルガー症候群の女性です.小鳥が公園で死んでいたときは,それを持ち帰って焼き鳥にしようと言い,喧嘩を止めようと喧嘩している人をスコップで殴り飛ばしたり,とにかく常人にはかなり理解できない行動をする人です.
(本人はそれが一番効率が良く,なぜそれがいけないことなのかわかっていない)
家族が鶏肉が好きだから,死んだ鳥を焼いて食べればみんな喜ぶ,と思うわけです.普通の人は,「かわいそうだね,お墓を作って埋めてあげよう」というような考えを持つわけです.
喧嘩が起こっていて,止めるために片方の人を関係ない自分がスコップで叩いて行動不能にしてしまうわけです.「喧嘩を止めるのなら,どちらかを動けなくしてしまえばいい」と考えてしまうわけです.確かにその通りだけど,道徳の(人道の)観点から考えると少し突飛なものと思います.
僕が以前テレビで見たものは,「お風呂お湯が溜まっているか見てきて」と言われて,見てくることしかしなくて,お湯が溢れてしまう,なんてものもありました.言われたこと以外の行動が考えられないわけです.
恵子は,周りの道徳的な考え方に協調できず,ただ自分の行動は周りから責められるために静かに過ごすことを決めます.
高校生の途中でコンビニのアルバイトをやることになり,そこからこの「コンビニ人間」は作られていきます.
コンビニの店員は,やることが全て決まっています.自分の役割が100%定められており,その行動に沿って動くことが大事です.
恵子は,笑顔も喋り方も言われたとおりのマニュアル通りにこなしていき褒められます.その瞬間,自分がやっと「社会の歯車」になれたと実感するのでした.
恵子はコンビニ店員の傍ら,「女性」という役職もしていたので,妹(正常)に普通の女性について教えてもらい,周りに合わせて生きていました.そこでどうしても避けられないのが「結婚」です.
30代半ばになって周りの人たちも結婚をしだし,周りに馴染むためにひょんなことからひきこもりニートの白羽と同棲しだします.
この同棲生活も滑稽で,まず恵子自身食事に興味がなく,火を通して食べられるようにしたものを食べて生きているだけ.本当に生きているだけなんです.
白羽にも食事を作りますが,恵子は白羽に食事を与えることを「餌を与える」と表現します.
思考が「美味しいものをたべたい」ではなく「生きるために(恵子の場合はコンビニ店員をやるために)仕方なく食べているだけ」というもの.
恐ろしいですね.滑稽すぎて笑いました.
こういう人間もいるんだな,という風に思いながらこの本を読んでいました.
僕はこれは,「恵子が普通じゃない,ギャハハ」という本ではなく,ただ淡々とアスペルガー女性の日記を読んで,そのような人の理解を深める本だと思いました.
ものすごく盛り上がるわけではないけど,「ふう」と読み終わった後になる本です.
無名バンドが有名になるまで vol.9
↑過去記事です.
ノクターンのjob'sです.いかがお過ごしですか?
前から結構書いていますが,現在日本工学院に通っているドラムのしむら(もう僕は”かほり”に変えたほうがいいと言っているんだが)の卒業制作で,僕らの曲のPVを作ってもらっています!
ものすごい本格的です.
まず,カメラ(ビデオ?)がすごい.テレビで見るような大きなカメラを使用して撮影しています.
半端ないです,
渋谷DOUGENZAKA PHOTO STUDIOにて撮影させてもらいました.
驚きの白さ...
↑撮影風景です.
大きなカメラで撮影するだけで,普通の行動もそれっぽくなるのが面白いです.ほんと.
良いカメラ欲しいです.
意識するべきこと
僕らはたまたま縁があって,PVを撮影することが出来ています.
僕らのようなインディーズ(にもならない)バンドが世の中に知られていくためには,方法は1つしか無くて,それは露出を増やすことに限ります.
露出を増やすには,一昔前なら路上ライブをする,であったりライブハウスでライブをする,であったりします.
もちろん今でもそれは通用しますが,昔より効果が無くなっているのでは無いでしょうか?(僕個人の意見ですが)
だって,時間あるからライブハウス行こうぜ,言ってる友達周りに沢山いますか?
僕の周りには残念ながらいません.
一昔前はそういう人たちが多くいらっしゃったみたいで,すぐに会場を満席に出来た(ノルマ達成できた)そうですが,今は友達やそこで知り合った良心ある友達に遠慮がちに誘って(よく断られる,ここで心をえぐられることが多い)来てもらう方法しかないです.
「お!ライブやってんじゃん,よってこ!」って人どのくらいいるんでしょうか.
例えばコミュニケーション力半端ない人たちだったら,そこで来た他のバンドのお客さんを取り巻きに入れることは可能かもしれません.
ですが,コミュニケーション力無い人はどうでしょう.音楽やめるべきなんでしょうか.そんなことは無いと思います.
現在SNSが非常に強い力を持っています.
なので,そのSNSを大いに利用して,近くの限られた人たちを超えて全国的に発信していかなければならないと思っています.
そこで先に述べた,「露出を増やす」です.
YouTubeにでもSoundCloudでもInstagramでもFacebookでも,様々なサービスがあります.
ネットサーフィンしている人も多い.
その人達に知ってもらうことも,かなり大事です.
なので,僕らはとにかく曲を外に発表して色々な人に聴いてもらう必要があります.(全員コミュ障だから)
ただ,これは自分たちの音楽が本当に価値のあるものだと思って活動しないといけないので,演奏力をつけるための努力はしないといけませんけどね.
下手な音楽を発表しても,聴いてもらえませんから.
僕が最近すごいなと思ったのは,知り合いのバンドののCaramel's!です.彼らは自分たちのCDをamazonで販売しています.↓
やられました.なので宣伝しておきます.
また,Vocalがtakusutaというキャスを行ったり精力的に活動しています.
インディーズバンドは,お客さんを集めることに正直死に物狂いで,僕も色々考えています.
なので,僕の場合はとりあえず音楽を聞いてもらいたいので,思いついた曲をさっと録って,軽いPVを付けてどんどんアップしていこうと思っています.
↑これとか
今は家からでも人とつながることができるので,それを利用してどんどん露出を増やして行かなくては.(もちろんライブします,ライブ好きなので)
あ,iMovieはテロップ入力できないので,新しい動画編集アプリ欲しいです.